おまえさん(上) (下)から美男子について考える   ブログ第274日目

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久しぶりに宮部みゆきの本を読んだ。
おまえさん(上と)(下)である。

おまえさん(上) (講談社文庫)おまえさん(上) (講談社文庫)
(2011/09/22)
宮部 みゆき

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おまえさん(下) (講談社文庫)おまえさん(下) (講談社文庫)
(2011/09/22)
宮部 みゆき

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これには、まあ、どうしょうというくらい、おそろしく顔立ちの美しい、男たちや、女たちが出てくる。
雛人形さながらの美しさで、頭も顔も性格もよい少年の弓之助を筆頭に、事件の犯人である町医者の内弟子だった、松川哲秋。町医者で多忙を極める村田玄徳。
男前の政五郎。そして、その手下で、男ぶりがよく機転がきく、猪次

そこに生薬屋 瓶屋の一人娘、史乃(ふみの)。後妻の佐多枝。そこの女差配人であるおとし、
主人公井筒平四郎の細君など、美しい顔立ちのものが物語に登場する。

そうしてその対照的に、背が高く、腕がたち、俊英で、人柄も良いが、まれに見るブ男の定街廻り同心 間島信之輔。そして妙に顔が長い臨時廻り同心であり主人公の井筒平四郎。

他にも多彩な人物たちが出てきて、この物語だけでも70人以上の人物が出てくる。
ある20年前以上の人殺しの事件が、次の事件を呼ぶ。その渦中にでてくる人物の男も女も、顔がきれいで、美しい異性に、心を惑わされその異性に恋をしていく様子が、自然な流れとしてとても納得しやすい。

まあ、世の中の大概の女性は面食いだから、この物堅りで娘たちや廻りの女性たちの示す態度や反応はよくわかる。
この意見に、いや私は絶対違う。という方は、メールを下さい。口では、「私は顔はどうでもいい!」と大方の女性は言っているけれど、それはあくまで建前で、本音は違うと私は思っている。だって、そう言わないと世間の風当たりが冷たいし、「おまえが言う~」とか言われたら嫌だから、ということだと思う。また、幸か不幸か、自分の彼氏だったり、旦那だったりが、そういう美男子でない場合のフォローとして、そう言っているに過ぎない。ここまで言い切るのは勇気がいるけれどあえて言う。で、なければ、どうして整形した韓国の芸能人(いっぱいいるから例を挙げない)に、あれほど日本人女性が、キャーキャー騒ぐだろうか?元の顔のままだったら、絶対そういう現象は起きないと言い切れるからだ!

美人は得と言われるが、美男子に生まれてもやっぱり得だとは思う。若いうちは特に、その恩恵は大きいものがあるだろう、そういう人情の機微を描かせたら、宮部みゆきは一級品だ。
昔も今も、若い男は、顔が良く背が高いく爽やかな雰囲気があると、女性にモテる。モテることがどうしたと、人生にどれほどの価値がある、言われれば、そうかもしれない。しかし、男でも美男子で中身がありモテる人生と、中身は抜群にいいのに反比例するかのようにブ男で女性にモテない人生とどっちがいいと問えば、やっぱり前者がいいだろうと思う。
この信之輔の立派過ぎる中身だが、外見が極端なまでにブ男として描かれており、実にその本質的な良さをわかる女性というのも、江戸時代にも難しいことが、実に現実を描いている。

主人公が自分のことは棚に上げておいて、若き後輩である、信之輔の顔についてああだ、こうだと考察することが、ある種の人生論にまで高まっている。
救いなのはブ男だからといって、悲惨ばっかりかといえば、事件を通して人間が磨かれ、ブ男である信之輔の顔つきが変わっていったあたりだ。

現代は、整形手術をすることができる。隣の韓国など、芸能人や民間人まですさまじい割合だ。目を一重から二重にするという程度ではなく、まさに顔を作りかえるくらいの大手術だ。しかし、心ができてなかったらどういう外見を作ろうと、結局その人間は弱い。人生をまっとうしきれない。

これはそういう手術など望むべくもなかった江戸時代の話である。とにかく内面のいいブ男が、自分がほれた美少女が、やっぱり水もしたたるようないい男と恋仲になって、自分の容貌について、ああだこうだ悩んでも、結局自分で乗り越えるしかない。そういうところから人間ができてきて、人生の終りに満足できるようになるのだろうなと思う。

何だかんだ言っても宮部作品である。不思議な明るさがあり、読んでいて嫌な感じはしない。江戸時代にタイムスリップした感覚で、ついつい徹夜で読んでしまった。
ぜひ、他の女子にもこれを読んでもらい、美男子やハンサム、男前に関して、互いの思うところの、よもやま話をしたいものである。

おまえさん(上) (講談社文庫)おまえさん(上) (講談社文庫)
(2011/09/22)
宮部 みゆき

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おまえさん(下) (講談社文庫)おまえさん(下) (講談社文庫)
(2011/09/22)
宮部 みゆき

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