狗賓(ぐひん)童子の島に出てくる「榀」    ブログ第294日目

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この本の作者の飯島和一氏は、著名な文学書を辞退し続けた人で、出せば傑作を出すという人です。
私はこの人の小説、「黄金旅風」を読み感銘を受けました。
この内容は
江戸寛永年間、栄華を誇った海外貿易都市・長崎に二人の大馬鹿者が生まれた。「金屋町の放蕩息子」「平戸町の悪童」と並び称されたこの二人こそ、後に史上最大の朱印船貿易家と呼ばれた末次平左衛門と、その親友、内町火消組惣頭・平尾才介だった。代官であった平左衛門の父・末次平蔵の死をきっかけに、新たな内外の脅威が長崎を襲い始める。そのとき、卓越した政治感覚と強靱な正義感を持つかつての「大馬鹿者」二人が立ち上がった。

というものです。この2人の男が、まさに漢(オトコ)!であり、身近にいたらこの二人に絶対ホレるなと感じました。しかもどっちも背が高く顔が良く頭が良く、度量が大きく行動力に富んでいると、なっています。

この飯島氏の作品はとにかく、男が男らしい生き方をする人が多く出てきます。
もちろん、トリックスターといういうべき、嫌な奴や情けない男もいろいろ出てくるのですが、主人公がなんといっても魅力的でありスケールが大きく読んでいてしゃんとなるのです。

その飯島氏の最新の小説です。ワクワクして買いました。

そしてやっぱりというか、出てくる主人公のバックボーンとして、大坂町奉行所の与力でありながら、幕府の圧政に対して反乱を起こした大塩平八郎が出てきます。それを支える男たち一人の息子が、主人公です。
15歳になって流された島で、成長していく西村常太郎。
そして、それを支える暖かな周囲の人々です。

そうして読んでいくうちにP.80に木の種類だけれど、わからないものがありました。
「榀」
木辺に品が付くのです。
漢和辞典を調べたけれど載ってない字です。
前後の文章の難しい漢字にはふりがながふってあるのに、どうしてこれにはふりがながないのだろうと思いつつ、「やっぱり読み方がわからない?」と思いました。
友達に電話して尋ねてみたら、ええどうなんだろう?といいつつ、それは国字かもと言います。
国字は漢和辞典に載ってないというのです。

国字は,中国に典拠がないために誤りとみなす学者もいましたが,現在では使用の蓄積により,その存在が認められるようになってきました。 ... 実は,辞書に載っている漢字にも誤字はあり,あえて「譌字(かじ)」などと称して過去の誤字を載せることもあります。
そうだったのかと、感銘を覚えました。この年まで生きてきて、辞書に載る漢字と国字の違いを知らなかったのです。新しい知識を得て良かったです。

もっとも私が調べた漢和辞典は、小ぶりなもので、大辞典だと「榀」も載っているかもしれません。

そして、ネットで調べてみました。
IMEパッとの手書きで、木辺を書いて、品を手書きで、「榀」のを書くと、木辺の文字がいっぱい出てきてます。その「榀」、の上にマウスを置くと読み方が、こまいと出てきます。

どういう木なのかよくわからないのですが、ネットを立ち上げて調べたら、実はそれはシナノ木であることがわかりました。

シナの木「榀」

写真 「榀」=シナノキです。

ああと、納得しました。

「こまい」だけだと、そういう名前の木もあるんだ~と思っていたのですが、
シナノキとわかったら、よけいすっきりしました。山に入って気を見ても、どれがシナノキかわからないのですが、そういう木の名前は知っていたのです。

ここのところは、小説の中においてかなり大切な場面です。
できたら、この「榀」の字に、ふりがなを振っておいてほしかったと思うけれど、この小説はまだ読みかけですが、とても面白いです。

途中の段階ですが、ぜひ、お勧めします。

狗賓(ぐひん)童子の島狗賓(ぐひん)童子の島
(2015/01/28)
飯嶋 和一

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