直木賞作家、東山 彰良氏講演会 in 西南学院大学チャペルに行きました ブログ第461日目

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11月14日(土)は、第153回直木賞を受賞した、東山彰良氏の講演会が、夕方、西新にある西南学院大学のチャペルで行われます。
東山氏は古い知り合いでした。それにしても、小説を書き始めたころには直木賞をとるとは思っていませんでした。すごいことだなあと思います。しかも当代一流作家たちがこぞって大絶賛をしているのです。

いつかは、東山氏の講演会に行こうと思っていましたが、場所が遠かったり、日程の調整がつかなかったりとままならず、行けない日が続いていました。
しかし、「流」は買って読みました。
当時の台湾の街並みが、匂いやホコリといったものまで感じられ、主人公が、考え悩み行動しているところは、その街なしではありえないと感じさせるものです。また、登場する人物たちの会話が、テンポよく民族性と個性をだしています。

当然、今日は「流」も販売されるでしょうが、違うところで買った「流」を持って行き、できたらサインをしてもらおうかなと思ってもっていくことにしました。

以前から、東山彰良氏の勤め先で、凱旋の講演会があるだろうと考えていたので、やっぱり西南大学で開かれると分って嬉しいです。運よく抽選にも当たりました。ここだったら自転車でも行けます。ただ今日はあいにく雨なので、バスで動くことになりました。それでも自分の住んでいるところから近いところで講演会があると楽です。

西南大に着いたら看板がかかげてあり、また学園祭の最中でした。しかし私が行った時間帯では、学生さんたちが各テントで後仕舞いをしているところでした。もう少し早くついていたら、学園祭をのぞいていたと思います。ちょっと残念でした。

講演会は夕方6時半からですが、チャペルは6時からの開場です。やがて時間が来て、女子大生の司会とともに、中年の外人の女性学長の日本語でのあいさつがありました。「7月からこの日をいつにしようかと待ちわびていた」ということです。

そのあと、3名が壇上に入ってきます。翻訳家、書評家の大森 望氏と、メインの東山彰良氏と、コーディネーターの新谷秀明教授です。対談形式でいろいろなエピソードを語って行く形になりました。

東山氏は西南高校、大学、大学院とずっと青春を過ごしてきたということ。今でも、王という名前で、週1回中国語を西南大で教えていること。お父様も2年前に西南大を退官したとのこと。

「今日は教え子は来ていますか?」と問われ、
東山氏会場を見回して「さあ、来てないのでは」と答えたら
新谷教授は「今日は学際に沢村一樹が来ているので、若い子はみんなあっちに行っているんじゃないんですか?」という軽い冗談に、「おいおい、それはひどい」という東山氏の笑いながらの応酬からいろいろな話が始まりました。

最初に、このミステリーがすごいの賞をとった頃の大森氏とのエピソードや、自分が何かから逃げるようにして書いた小説で、世界が開けたこと。
仕事を辞めて、学問の道に行こうと中国の大学院に行ったこと。その間に結婚して子供ができたので、日本に戻って論文だけ書いてもってきたらいいと言われたこと。バイトしながら論文を書いたけれど、その中国人教授の求めるレベルの論文が書けず、それによって逃げるように書いたのが小説です。そして、それがすぐに賞を取るのです。その選考委員が大森氏だったというのです。

直木賞をとってからのこと。
「流」を書くまでのエピソードや、他の本が、まったく違う作風に、どうしてなるかなど面白い話がいっぱいでした。
それは自分の頭の中で想像して書きあげたもの、ふっと浮かんだ画面やセリフから元に小説を、書いていたからです。
特に、直木賞の選考委員であった、北方謙三氏は、「流」はべた褒めしているのに、その前の作品(名前を忘れました)の選考委員でもあったのですが、それは落したとの事。その本を北方氏は酷評して、「俺はあれを認めん」と言われたことや、宮部みゆき氏が「あの人はSFはわからないから」と言ったことなど、別の意味で興味深い話でした。

他にも、大森氏から、「(東山氏が)書く女性が同じタイプだ」と言われて書き始めたのが、女性が主人公の医療小説の話。その頃医療の話が流行っていたので、自分もそれに便乗して売れたらいいなあと思ったこと。また、いとこが女性でまさにその仕事をやっているので、いろいろたっぷり裏話を聞けたからと言っていました。そういえば、私はこの王さんの女性のいとこにも会ったことがあったのを思い出しました。今度は、ぜひ、この小説を読もうと思います。

他にもデビューの作風にこだわって、同じような感じのものを書くより、今、恋愛小説が書きたいと思ったら書いていこうとしているというので、今後どんな話が出てくるか楽しみです。いわゆる、構想をねって資料を積み上げて予定調和で書くよりも、とりあえず見切り発車で書きだしてみるということです。
また、自分は音楽が好きなので、(自分の)本を読んで映像が浮かぶと言われるより、音楽が聞こえると言われる方がいいということでした。

だから「流」は、普通は最初に作家が書きそうな話なのに、数年たって書いていること。家族の話でもあるから、これがこけたらある意味、どうしようと思っていたが、とにかく想像しただけの小説を書きあげることができたので、大丈夫だと思って「流」を書いたことなどです。
一時お父様と口をきかなくてお母様が心配した頃があったけれど、それも大人になるにつれてだんだん、口をきくようになったこと。
また作家名は、お父様が山東省出身なので、それをひっくり返しただけという話もありました。

質問タイムがあり、2~3人の質問に東山氏は答えたのですが、最後の女性が、長々と話して、何をいいたいのかわからないので会場から苦笑がもれ、「手短にお願いします」なナビゲーター氏が言ったのがご愛嬌でした。
私も思いきって質問しようかと思いましたが、さて何を聞こうかと改めて考えているうちに時間が過ぎました。

最後に東山氏が言った言葉が印象深いです。

「こういう場所ではよく、西南大生に一言とか、後輩に向けて何かと言われるのですが、今日は珍しく言われなかったので、もしあなたが、学生であってもなくても、自分が、何かをしようと周りに言って、それをみんなから嘲笑されたり、そんなことできないと言われたとしても、それはあなたがまわりと違う個性を持っていることを教えているのだから、勇気を持ってその道を進んでいってほしい」

この言葉を聞いて、今日は講演会に行って良かったなと思ったのでした。

最後には女子学生に花束をもらって東山氏が会場の通路を通って出ていくのをみんなで拍手で送ったのですが、東山氏が私の席のすぐ近くを通ってくるので、声をかけようかと思ったのに、反対側の人と握手をしていたので、声をかけずじまいでした。まあ声をかける勇気もなかったのですが、まだまだ修行が足りていません。

それでも今日は、とても有意義な時間を過ごしたのでした。

今回もお読みいただきましてありがとうございます。
健康であることに感謝してあなたの健康を祈ります。

by:schani
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この記事へのコメント
再挑戦
当日、私も参加しました。
12月にもトークショウがあるようですし東山さんに声をかける件、再挑戦されては如何でしょうか。今度は葉室麟さんも参加されるので抽選の倍率はたかくなると思います。
2015/11/17(火) 13:43 | URL | ひろ #Z0eBfVjg[ 編集]
Re: 再挑戦
ひろさん

訪問ありがとうございます。

あの日、あの会場で、実際に聞かれたのですね(^^)
12月のトークショーは他の予定があり参加が無理なので、次回に再挑戦します。

ひろさんの健康を祈ります。

ヒュギエイア


> 当日、私も参加しました。
> 12月にもトークショウがあるようですし東山さんに声をかける件、再挑戦されては如何でしょうか。今度は葉室麟さんも参加されるので抽選の倍率はたかくなると思います。
2015/11/19(木) 23:13 | URL | ヒュギエイア #-[ 編集]
「流」中国語バージョン
今月、台湾で「流」の中国語版が出たので台湾に行かれ、蔡英文総統とも懇談され猫の話で盛り上がったそうです。
福岡大学主催の講演会で聞いた話しです。主催者からは西南学院大学卒との紹介は一切ありませんでした。
福岡大学も借り物ではなく自前の直木賞作家が欲しいでしょうね。
2016/06/28(火) 17:14 | URL | ひろ #Z0eBfVjg[ 編集]
ひろさん、訪問ありがとうございます。
H28年6月27日(月)の福岡大学図書館主催の東山彰良氏の講演にも行かれたのですね。
蔡英文総統とも懇談した時の東山氏の猫の話も、講演会で聞きましたが、これも東山氏の人生が順調のように感じれるエピソードですよね(^^)

東山氏が、講演の最後で、「あなたが本を書いている、書きたいと言って人からバカにされても、それがあなたの個性だから誇りを持ってほしい。それはあなたとあなたをバカにしている人たちの差で、あなたが他の人とは違うことを教えてくれているのだから。ただし書き上げないと自分をバカにした人たちを同じになるから絶対書き上げてほしい」と言っていたことが印象的です。

ひろさんの健康を祈ります。
2016/06/29(水) 12:18 | URL | ヒュギエイア #-[ 編集]
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